俺の推しの一人『フルタジュン』

Twitterのプロフィール欄に、“推し” を書いてます。あ、“推し” ってのはアイドルとかのメンバーで一番推してる存在のことで、今までは3大推しとして

  • 元嶋佑弥(SuperGT参戦・レーシングドライバー)
  • 落合貴之(東京6区衆議院議員)
  • ジャパニーズ田中(カトキット・ベーシスト)

と、全く関連性の無い、そう俺がとにかく好きすぎでどうしようもない人たちの名前が書かれていたわけですが、そこに一人加わりました。そう、

  • フルタジュン(劇団フルタ丸・脚本家・演出家・役者)

です。冷静に考えればその付き合いはこの4人の中で2番目に古いのに、なんで今まで書いてなかったんだろ、謎だ。

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mizhen『夜明けに、月の手触りを~2016~』

やっとmizhenのお芝居を観ることができた。

佐藤蕗子のお芝居は何度も観ていたが、彼女が所属する劇団mizhenについては縁がなく観ることができなかった。でも、今回はちがった、なぜか観なければならない気がして、スケジュールを空け、mizhen『夜明けに、月の手触りを~2016~』の初日を観劇した。

結論から言おう、mizhen主催で脚本・演出の藤原佳奈は「鬼才」だ。優れた人間を言い表すコトバは沢山あるが、「鬼才」というコトバほど彼女に似合う表現は世の中に存在しない。そして、そんな「鬼才」の創り出した本、そして演出をうけこのお芝居を演じた5人の役者には、感動を超越し「心配」になる程の素晴らしい演技だった。

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鈴鹿経由美濃行き

劇団フルタ丸を追いかけて岐阜県美濃市に来ている。

今週末、三重県の鈴鹿サーキットでは元嶋佑弥が参戦するスーパー耐久が、そして約100km離れた美濃市では劇団フルタ丸が本公演ツアーを行っている。もう、なにも悩む必要はなかった。東京から鈴鹿まで400km弱、そこから100kmあまり、1日で500km移動したが苦は全く無い。そう言えば、昨年のF1日本GPの際は鈴鹿から大阪に移動しカトキットのリリースツアーファイナルを観た。自分が好きなモノを同じ日に堪能できることは本当に素晴らしいことだ。

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かわいいコンビニ店員飯田さん第4回公演 新作・再演短編集『どりょく』

遠い、遠すぎる、、、正直、失敗したと思った、とりあえず予定が空いていたから行くと答えてしまったお芝居の会場が北池袋だった。なんだよ、北池袋って、池袋から歩ける場所じゃねーじゃん、、、。

演劇の街・下北沢から、新宿・池袋という東京を代表する2大ターミナルを経由し、着いた駅は北池袋。初めて降りる駅、でも、降りた瞬間なにか親近感の沸く街、、、というのはウソだ、そんなのんきなことを考えている余裕は全く無い、開演まであと5分。どこだ、会場はどこなんだ、あ、いかにも演劇の制作っぽい人が立ってる。え? ここ? 普通の、ホントにごく普通の雑居ビルの2階に今回の会場となる「北池袋新生館シアター」はあった。

開演3分前、最前列に座る。ひゃー、久々だこの距離感は。パンフレットを開くまもなく、携帯電話の電源を落とす。すぐに客電が落ち、お芝居が始まった。

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下北沢の鬼才『フルタジュン』

フルタジュンという人がいる、下北沢で劇団フルタ丸を主宰している人物だ。彼との出会いは下北沢関係者の会合だった。そのときは彼がどのくらい凄い人物なのかさっぱり分からなかったが、時折漂わせる雰囲気に何かを感じたことを覚えている。

彼のお芝居を初めて観たのは2012年の夏、10周年記念公演『うつくしい革命』だった。そして、このお芝居から劇団フルタ丸の公演に足を運ぶ日々がはじまった。

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