イーロン・マスクが、2022年10月27日にTwitter社を440億ドルで買収して1週間。自身以外の取締役を全員解任した上で全従業員の半数近い約3700人をリストラ、さらには認証バッジは月額8ドルの有料プランTwitterブルーを利用していればもらえるなど、なんだかすごい勢いで変革を迎えています。
2007年からTwitterを利用していまして、これまで何度も大きな改革をしてきたTwitterですが、今回のマスクによる買収以降の変化はこれまでとは比にならないくらい程の大変革です。というより現時点では、今までTwitterが築き上げてきたモノを全てぶち壊すような超破壊的な状況と言った方がよいでしょう。単なるTwitterユーザーからすると何をすることもできず、この状況をただただ傍観するだけの状況です。
テスラやスペースXなどを手がける成功を収め続けているイーロン・マスクだけに、思いつきで何かをしているわけではもちろんないでしょう。440億ドルという天文学的な金額で手に入れたTwitterを、それを遙かに上回る価値を見いだしているからこそ、紆余曲折あったにしても今回の買収に至り、そんなTwitterの価値を最大化すべく凄まじい勢いで動き始めたわけです。ただ、その勢いが凄まじすぎて収益などのビジネス面以前に、Twitterブランドをすごい勢いで毀損しているとしか思えず、Twitter大好きおじさんは不安で不安でなりません。
今後のTwitterについては、夢のような展開から、真逆の地獄のような空間からの草も生えない不毛の地になる、という感じでもはや何が起きてもおかしくない状況に突入したと言えます。Twitterブルーによる認証バッチ獲得の件一つとっても、認証制度がどのように整えられるのかも分からず単純に月8ドル払えば表示されるマークという意味以外を全く持たない可能性もあります。たぶん、認証バッチのユーザーが増えれば増えるほどその価値は無に近づき、また、認証バッチに起因する問題も多々発生し、さらにTwitterのブランドは落ちる可能性は十分考えられます。Twitterブルーユーザが1,000万人いればその課金額は月額8,000万ドルなわけで、単純計算で440億ドルを45年で回収できる計算にはなりますが、流石に回収までに時間がかかりすぎる上に、そもそも1000万ユーザは課金せんやろ。100万ユーザ程度が限界じゃないでしょうか。
と、まあ、なんかTwitterのことを書き始めたけど、所詮私のような人間では想像もできないことばかりこれから起きると思います。普通に考えて全従業員の半数をレイオフするとか、会社としてまともに機能するとは思えないわけですが、それをやっちゃうのがマスクみたいな経営者なんだろうなぁ、、、。たぶん、今まで自分たちが持っていたTwitterブランドから、マスクブランドのTwitterに変わることになると思います。それがなんなのかサッパリ分からないし、マスクとか全然好きじゃないから嬉しくないんだけどなぁ。あ、でも、日本でTwitterブルーがはじまったらソッコー申し込みます。バッジが欲しいとかじゃなくて、普通にTwitterに課金をしたいというわけの分からない気持ちを抱えているので、これまたサッパリわけが分かりませんね。
というわけで、もう今までのような増築改築を重ねブランドを築き上げてきたTwitterが無くなることはほぼ間違いないでしょう。新しいTwitterがどんな世界になるのか、勝手に見守りたいと思います。Twitterスペースなど廃止してしまえ!!