2016/1/21 『THE TEENAGE KISSERS presents GOLDEN SKY』 渋谷Milkyway


2016/1/21
『THE TEENAGE KISSERS presents GOLDEN SKY』
渋谷Milkyway
THE TEENAGE KISSERS / ぽわん / 浮遊スル猫 / (M)otocompo
OPEN / START 18:00 18:30
ADV / DAY ¥2,800 / ¥3,300 (+1D ORDER)

2016年7本目のライブ。本年2回目のぽわん、今回は超絶な新曲をやるらしいよ、おもいでになんてなるもんか(するもんか?)、やってくれないかなー。あと、(仮)も。さらに下北バンドマンも。でもって、キサーズはいつ以来かなリムキャット企画代官山UNITの時以来かな。いつの間にか、鼻血流してるアー写じゃなくなってる、カッコイイ。浮遊スル猫は見たことないけど、ぽわんと過去に対バンしたのかでぽいずん(ぽわんファン)がツイートしていたりで気になっています。(M)otocompoはぽわんと対バンして2回目か。ぶっちゃけMotocompo時代にアホみたいにライブ行ってるんだけどねー。

というわけで、知ってるバンドばかりで昨日とは大違いなのだーー。昨日は地下1Fだったけど、今日は3F、ミルキーウェイはブトレグ以来か。ああ、ミルキーウェイはLD&Kじゃないのね、LD&Kはチェルホとスターラウンジ(覚え書き)。

渋谷Milkyway

【(M)otocompo】

なんか、ちゃんとしたプロフィールがない、7人組(なのかな?)オトコバンド。そうそう、Motocompoは上京したばかりの頃によくライブを観にいっていたので知ってるけど、(M)otocompoとしては2回目。ウスイくん年とらないなぁ。まー、相変わらず楽しい感じなので、今回も楽しんできまーす。
Webサイト: http://motocompo.com/otocompo/
Twitter: https://twitter.com/otocompo
ライブメモ: 今回のライブを観ていろいろ思い出したよ、Motocompoのこと。スカとエレクトロの融合と銘打っているわけですが、エレクトロの部分がやっぱMotocompoだわー。そして、ライブアクトは微妙に突っ込みどころを残してるのがポイント。こう、キッチリキッチリしてると、見てる側が緊張しちゃうんだけど、突っ込む余地を残してるから聴く側としても楽しめる。でもって、曲始まると思いっきりノリノリで楽しめるからねー。やー、2回目にして(M)otocompoの楽しみ方がわかった気がする。楽しむのが一番!! 退場SEがMotocompo時代と同じだったことを思い出したぞーー。しまったー、オトコたちとチェキ撮るつもりだったのにわすれてたーーー。

 

【浮遊スル猫】

Vo.Gt. さはら、Ba.Vo. やがわいちる、Dr. おみの3人からなるガールズバンド。ライブ映像を見て、かなり激しい感じなんだろうなぁと推測。ツインボーカルなんだねー。どんなライブをするのか楽しみです。
Webサイト: http://fuyuneko.com/
Twitter: https://twitter.com/fuyusuru_neko
ライブメモ: あーーー! すげーーーー、もう、本当にただそれだけ。高音のツインボーカル、かわいい人と美しい人、そしてドラムが孤高の存在。フロント2人がガンガン前に出て来る、Baのやがわさんは実際に前に出てくるし、Gtのさはらさんは存在感が前に出てくる。ちょっと一言で感想を書くことが難しいバンド。ダークな雰囲気がありつつも、それを上回る美しいサウンド、そして、左右から次から次へと降り注いでくるヴォーカル、、、。そして、ノリ方ノセ方が半端ない、安心して身を任せられるアクトでした。やー、今日見れて本当によかった、でらロックでも必ずチェックします。

 

【ぽわん】

MVはちょっと前の曲、2014年2月公開の「下北バンドマンと女子高生の夜」。この曲については、コラムでめちゃくちゃ深掘りしてる。この曲が似合う時期ですなぁ。
1/11はあししオポチュニティお披露目だったけど、今日は新曲がお披露目されるらしいです。あ、トライアングル△ロマンスは1/11にやってたね。ということは全く未知の新曲をぶっ込んでくるわけか、超絶楽しみ。あししのギタープレイが異次元なので、今回もあしし側で観る予定です。
Webサイト: http://www.powann.com/
Twitter: https://twitter.com/powann_info

ライブメモ: その曲が始まった瞬間、もう何も押さえつけることができずただただ涙が溢れました。この曲をでっかいでっかいホールで聞きたい、どうしても聞きたい、そんなことを考えていたら全く涙が止まりませんでした。

前回のライブでの配置とは異なり、上手にBaマリナティシャン、下手にGtあししオポチュニティー。Dr舘松子莉が誰か(何か)を連れてきてる、誰? なに? なんなの?? Gt.Voメイビーモエは最近お気に入りっぽいちょっと高い位置からの三つ編み、かわいいいいい。正直、浮遊スル猫のライブアクトが凄まじすぎで、次が今回の企画者でもあるTHE TEENAGE KISSERSだと思うと、やりにくいのかなぁと思いきや、、、。

1曲目は「シャンパンチラリズム」、それまでのハコの空気を一気に変えることができるのはこれしかない。最初からアガりまくりのアクト、あししオポチュニティーは加入2回目のライブとは思えないほど、ぽわんに馴染んでいた。いや、違う、もはやぽわんのあしオポになっていた。いや、それも違う、もはやぽわんの名物ギタリストになっていた。なんなんだ、あの自由なプレイは、あんなに自由なプレイなのにそこから生み出されるサウンドは軽やかでとんでもなく超絶。本当に凄いギタリストがぽわんに入りました。
一気にフロアをぽわん色に染めつつアクトは突き進む。が、いや、しかし、その後、予想以上に、想像以上にハコの空気が斜め上の方向に引っ張られてしまう事態が発生する。そう、この曲のある意味山場で舘松子莉が動いた、伴っていたのは「ふみえ」なる物体、いや物体じゃない「ふみえ」なんだ、誰だよふみえって(参考ツイート)。そうくるか、そう来てしまうのかマツコよ、もはや滑るとか空気が微妙とかそんな世界じゃない、Milkyway全体が渋谷から離脱してしまっている、そんな状況でした。目の前にいた(たぶん)キサーズファンの方は、もはや魂が肉体から離脱しているような佇まいだ。シュール。が、フロアは破れかぶれに盛り上がっている。あんなに全力で「フォーっっっ!!」と叫んだことはない。

2曲目は「トライアングル△ロマンス」、1/11に続き2回目。ギターを置きヴォーカルに想いを乗せることに専念したメイビーモエはこんなにも美しいのか。前回とはちょっと違う、たぶん、どんどんこの曲も良くなっていく。その流れで3曲目は「チェリーボーイ」、この曲を艶やかに歌うメイビーモエは2曲目の彼女とは全く別の存在になっている。あえて誤解を恐れずに書くとすれば、ギターから解放された彼女はとんでもない光を放っている。彼女がギターを思いっきり弾く姿はもちろん大好きだけど、その曲の歌い手に専念している彼女はとんでもなく魅力的です。

4曲目は「女の子と男の子」、この曲は様々なアレンジがあるけど、この疾走感溢れるノリノリバージョンも大好き。それにしてもあししのプレイが凄い、超絶過ぎる、そしてアクロバティックすぎる、、、。5曲目「かわいいっていわないと呪う」、もう、この辺りになると自分自身が全力すぎで何が何だかよく分からない感じになっていた。フロア後方に視線を刺し込むメイビーモエはもはや無敵状態。そして、そのままの勢いで6曲目に新曲(まだ曲名が決まっていない)が披露され、冒頭の状態に至ります。

昨年のワンマンツアーで披露された「思い出になんてなるもんか」と同レベル、いや個人的にはこっちの方が好きかもしれない。その新曲は、聞いた瞬間の衝撃と衝動とは裏腹に、不思議なくらい今の自分には何も残っていないのです。メイビーモエがどんな顔で歌っていたのかすら記憶にありません。ただただ、この曲をとても広いホールで聞いてみたい、何万人と一緒に聞いてみたい、そんな印象が深く心に突き刺さっています。

2016年のぽわん、その方向性は確実に見えました。このバンドが何を得て、そしてどこに向かうのか、確信に近いモノがあります。2月16日の無料ワンマン「毒見vol.1」は本日を超える凄いライブを観ることができるでしょう。そういえば、このバンドをちゃんと見始めてこの日はちょうど1年でした。あの日、シェルターで見たぽわんは本当にステキだった、でも、今日のライブはもっとステキだった。日々最高を更新し続けるバンド『ぽわん』を今年も全力で追いかけ続けます。

 

【THE TEENAGE KISSERS】

Gt. TSUBASA NAKADA、Dr. MAI KOIKE、Vo. NANA KITADE、Ba. HIDEO NEKOTAの男女2人づつからなる4ピースバンド。このMV初めて観たけど、かっけーな-。スタジオなのにあえてスタジオの中で撮影しないって、、、。このバンド、初めて観たときはあんま印象が残っていないんだけど(対バンにリムキャットがいて衝撃的すぎだったので)、2回目にぽわんで見たときとリムキャット企画で見たときがとてもよくて、ぽわんを企画に呼んでくれてホントにラッキーだと思います。爆音サウンドでフロアを満たしていただきたいです。
Webサイト: http://theteenagekissers.com/
Twitter: https://twitter.com/TTAK_OFFICIAL
ライブメモ: もはや完全に抜け殻だったので、バーカウンター付近から見る。でも、どっから見てもこのバンドの輝きは本物だった。アー写が変わったことには十分意味があるし、このバンドの根幹は変わらないけど、見せ方は思いっきり変わった。もちろん良い方向に変わっていました。マイクトラブルも何のその、リバーブ効かせたボーカルそして轟音サウンドでMilkywayを凄い空間にしてくれました。あの、ライトで照らされるの、なんだかちょっと気持ちいいな。
あんなにノリノリになるんだったら、前の方でキサーズファンの人たちと一緒に盛り上がるべきだったなぁ。なんだか、ちょくちょく自分が行くライブで観る機会が多いので、次こそは思い切って前の方に行って楽しみたいです。あああ、オリジナルドリンク飲みそびれたーーー。

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THE TEENAGE KISSERSの新曲DVD発売記念のライブでしたが、全バンドとても魅力的で4バンドにもかかわらず大きな充実感のあるイベントになりました。ぽわんとキサーズは9月の2連チャンライブ(西川口、稲毛)以来だけど、こうやって企画に呼ばれるって事は気に入ってくれているって事なんだろうなぁ、本当に素晴らしいライブをありがとうございます。浮遊スル猫はこのタイミングで観れてよかった、2016年は何回か観る機会がありそう。(M)otocompoは、、、次のライブいつなんだろ?