オープンソースソフトウエアに特化したIT企業である株式会社デージーネットが、2022年7月に開催した「LinuxOS 最新情報2022版」セミナーの参加者に実施したアンケート結果が結構衝撃だったのでご紹介します。
ええっと、2022年7月の時点でまだCentOSを使っているユーザーが四割弱もいるとは、、、。まあ、CentOS 8だけじゃなくて、CentOS 7系の人も含まれているだろうけど、CentOS 8系は昨年末でサポートが切れてアップデートもされない状況なのでそのままにしてるのは結構リスキーだと思います。ちなみに、ウチが管理しているサーバは全てサイバートラストのMiracle Linuxに乗り換えました。
Miracle Linuxに乗り換えてみて
しばらくはAlma LinuxかRocky Linuxにしようと検討を重ねていましたが、Rocky Linuxはコミュニティに対する不安がどうしても拭いきれず、その後はAlma Linuxでほぼ決まっていましたが、昨年秋のMiracle Linuxの無償化とそこに賭ける意気込みを思う存分感じた上に国内企業というのが決め手でした。ちなみに、Miracle Linuxに乗り換えて結構経ちますが、全くもってして不具合は発生していません。パッケージ絡みでちょっと修正するところも必要でしたが、ほぼ問題ないレベルでした。
しかし、Miracle Linuxはあまり評価されていない
で、デージーネットさんのアンケートで今後の乗り換え先にトップはAlma Linux 36%、続いてRocky Linux 20%となっている一方、Miracle Linuxは8%でRHEL 17%やubuntu 10%よりもしたという結果。えええ、なぜ? 想像以上に知られていないのかMiracle Linux、、、。ちなみに、デージーネットさんはRocky Linux&Alma Linuxの調査はしていても、Miracle Linuxについては調査していないわけです。うーん、ぜひMiracle Linuxも調査してくださいー。
Miracle Linuxに乗り換えましょう
先ほども書きましたが、自社で使用しているクラウドのインスタンスやVPSはもちろん、お客さんのサーバも全てMiracle Linuxにしましたが全く問題は発生していません。あ、1台だけAWSはAmazon Linuxにしましたが、AWSでもMiracle Linuxは使えますのでぜひ乗換の際にご検討いただければ幸いです。というか、さすがにCentOS 8系のままはヤバいっす。
参照プレスリリース:LinuxOS利用企業の約4割が現在もCentOSを利用 一方、今後利用したいLinuxOSは AlmaLinuxとRocky Linuxが半数を占める結果に