2021年注目したいバンド ~電子てろてろ・弥生時代の末裔・一人一人のスースー・あみのず~


はい、遅くなりましたが毎年恒例のアレを書きます、2021年注目したいバンドです。昨年は訳の分からない状況で正直ライブハウスにまともにいくことができませんでした、でも、そんな状況でも新たに出会ったバンドもいて2021年期待したいバンドをピックアップしたいと思います。

1. 電子てろてろ
2020年に出会ったバンドの中で本当に衝撃的で、あまりの衝撃で2回もイベントに出演してもらうくらい。そもそも、8月に東京でライブを観るはずだったんだけど、アレのせいでライブを観ることができなくなり、じゃあ、俺が京都に行ってイベント組んでしまえと暴走するくらいステキなバンド。そう、京都のバンドです、大学の後輩です。ドラムボーカルだからこそできる、叩きすぎないドラムが本当にステキなバンドです。

316NIGHTには8月と12月の2回出演してくれてるけど、実際にライブを観たのはその2回だけで、そもそもライブ活動自体が多いバンドじゃないから依然として未知数。ただ、この「ピンと」という曲が美しすぎて、好きすぎて、未だに音源で聞いてもライブで聞いても震えが止まりません。いしださんのボーカルを透明感があると言ったら、本人は「初めて言われました」って話してくれたけど、声質だけを感じると確かに透明感とはちょっと違うのかもしれない。きのしたくんのサウンドと、いしださんの詞、それが目の前で放たれる、そのあたりを総合的に考えるとやっぱいしださんの歌はとてつもなく透き通っているんだ。

そんな「電子てろてろ」は、なんとeo Music Try 20/21の決勝に進出し、BIG CATで決勝ライブを行うことになった。すげーよ、すごい。過去に自分のイベントに出てくれたバンドで、eoの決勝に進出したバンドもいるけど、まさか「電子てろてろ」が決勝に出るとは想像もしていなかった。全力で応援したい、東京から。そして、2021年も「電子てろてろ」に注目したい。

2. 弥生時代の末裔
2019年に出会ったバンドだったかな、まあ、典型的なジャケ買い、バンド名買いでしたが、ライブを観たらめっちゃいいの。ボーカルの焼き鳥嬢と、ギターのキヨくんのコンビネーションが面白すぎるなーって思ってたんだけど、そこにベースでゆうがくん(ex. Litone of us)が正式メンバーとして加わって、これはサイコーにスパークするだろうなと思っていたら、ホントにスパークしちまったぜ。

今年1月に公開された「ハイビーム」のMVは、焼き鳥嬢のキュートかつ小悪魔なキャラを、これ以上ないくらいの存在として映し出しています。ボーカル的にはまあまあ抑えめな曲なんだけど、ガールズボーカル好きなら絶対に気がつくと思います、このコのボーカルの無限大の可能性を、あ~よいしょっ! 現時点で3,400回の再生回数だけど、どう考えても3,400万回くらい視聴されてもおかしくないです。

ちなみに、316NIGHTには3回出てもらってて、またうちのイベントにも出てもらいたいけど、とりあえず色々なところに勝手に推薦してます。今年になって、ドラマーになんかめっちゃ濃いキャラが正式加入して、サウンド的にもさらに進化を予感、2021年も引き続き注目のバンドで間違いありません。

3. 一人一人のスースー
2020年のラストライブハウスは12月26日新代田FEVERだった。他の出演者を見に行ったんだけど、久々のFEVERで名残惜しくてハコを出られなくて最後に出演したのが「一人一人のスースー」だった。事前にMVをチェックして、不思議なクセのあるバンドだなと思ってたけど、ライブを観たらその世界感に完全に引き込まれた。ボーカルのやなぎしほさんの歌の存在感は、今までにたくさんのアーティストを見てきたからこそ感じる非凡さ。ベースの斉藤君、そしてドラムのパーカーさきさんとのスリーピースのバランス感覚、なんだこれは、事前にアー写で感じていた感覚とは全く違う怪物バンドなんじゃないかこれは? とにかくとにかく、目の前で繰り広げられるアクトに抑えきれない衝撃。そして、最後の曲で全てが吹き飛ばされることになる。

「ピコロコ」って曲かな、この曲を聴いて全てが吹き飛びました。色々理由を考えるのもいいけど、もっと単純にこのバンド、「一人一人のスースー」ってバンドが大好きなんだって。出会ったばかりだけど、大好きになるのに理由なんて必要ないんです。

翌27日は配信で、そして、2021年になっても配信でさらにライブを観て、やっぱ好きだよこのバンドってなってます。2月には下北沢でライブを観ることができるので、全力で挑みたい(?)と考えています。2021年、たぶんたくさんこのバンドのライブに足を運ぶことになりそうです。あと、不思議なバンド名ですけど、その意味が分かった瞬間に震えました、震撼。ハイセンスすぎる!!

4. あみのず
2020年注目したいバンドは「あみのず」ひとバンドのみでした。実際、アレのせいで訳の分からない状況になるまでは、確実にそうなると確信していたし3月10日にはFEVERで「あみのず」のライブを観ました。4人体制の数少ないライブのうちの1つとして、本当に貴重なライブを観ることができたと思っています。まあ、この日から7月までライブハウスでライブを観ることはなかったから、余計に記憶に残ってます。

ちなみに、この年の緊急事態宣言明け一発目のライブはボーカルの「紺野メイ」さんのソロを高円寺U-haで観ました。フェイスシールド越しに聴きましたけど、やっぱ、ライブハウスはサイコーだなって心の底から感じました。

なお、「あみのず」としてライブ活動はしばらく止まっていますが、紺野さんの12月31日にツイートを受け、2021年の活動に期待したいと考えています。

2020年、全然ライブを観ることができなかった「あみのず」ですが、2019年12月13日吉祥寺シルバーエレファントにて行われた【あみのず 1st oneman live “ハンドメイドロメダ”】のライブ映像を数え切れないくらい観ました。そして、何度となく救われました。

それでは最後にこのMVを紹介して、2021年注目したいバンドをしめさせて頂きます。あみのずの「サマリー」。