「直諫の会」とは


そのニュースは突然だった、自分が推しに推しまくっている地元東京六区の衆議院議員・落合貴之がグループ「直諫(ちょっかん)の会」に参加するという。

立憲民主、国民民主両党などの衆院新会派に所属する若手議員は17日、新たなグループの設立に向けた準備会合を国会内で開き、月内に発足させる方針を確認した。「既得権益の打破」を旗印に政策提言を行い、会派内での存在感発揮を目指す。「旧民主党の再来」(自民党幹部)とやゆされる新会派のイメージ転換につなげたい考えだ。

会長には無所属の重徳和彦氏が就く予定で、設立メンバーは立民の落合貴之、国民の小熊慎司両氏ら当選4回以下の約10人となる見通し。旧みんなの党や旧日本維新の会といった旧民主党以外の政党出身者が中心だ。

野党若手がグループ設立へ「既得権益の打破」旗印に – 社会 : 日刊スポーツ

この日刊スポーツのニュースが出たのが10月17日のこと。そして、10月24日に「直諫の会」が設立される。

立憲民主、国民民主両党などによる合流会派所属の若手衆院議員は24日、衆院議員会館で記者会見し、会派内に新グループ「直諫(ちょっかん)の会」を設立したと発表した。

野党会派に若手「直諫の会」=存在感アピール:時事ドットコム

これだけではあまりに情報が少なく何をするためのグループなのかもよくわからない。何よりもメンバー構成もわからない。肝心の落合貴之もなにもこの件について表では触れていない、、、。

直諫の会で幹事長代行を務めるしのはら豪衆議院議員のサイトに設立会見に関する情報が掲載されていた。

「直諫の会」設立(10月24日) 《 しのはら豪ホームページ

10月24日現在のメンバーは以下の12名だ。

会長    重徳和彦(衆3無・愛知12区)
会長代行  中島克仁(衆3無・山梨1区)
幹事長   青柳陽一郎(衆3立憲・神奈川6区)
幹事長代行 篠原豪(衆2立憲・神奈川1区)
事務総長  小熊慎司(衆3国民・福島4区)
財務部長  源馬謙太郎(衆1国民・静岡8区)
      柿沢未途(衆4無・東京15区)
      落合貴之(衆2立憲・東京6区)
      緑川貴士(衆1国民・秋田2区)
      森田俊和(衆1国民・埼玉12区)
      中谷一馬(衆1立憲・神奈川7区)【特別会員】
      伊藤俊輔(衆1立憲・東京23区)【特別会員】

「直諫」とは、辞書を引くと

遠慮することなく率直に目上の人を、いさめること

と書かれている。党ではなく衆議院の会派として、立憲や国民、無所属の若手議員が集いこのようなグループを作ったことは大きい。

そして、このグループのメンバーである源馬謙太郎衆議院議員が、自身のWebサイトでこのグループの意義について書かれています。

この会派内グループは、緩やかな勉強会ではなく、野党にはなかったいわゆる派閥を目指しています。

すなわち、①他グループとの掛け持ちはせず腰を据えて活動すること、②落選中のメンバーも含めて助け合い共に高め合うこと、③一致結束すること、を目指しています。

会派内派閥「直諫の会」結成 - 源馬謙太郎-静岡8区衆議院議員-

この部分以外にも「直諫の会」が目指す所について詳細が書かれているので、ぜひ全文を読んでいただきたいです。

派閥というとなんとなく自民党の派閥のイメージが強くあまりよい印象がないですが、そもそも規模が大きくなった組織には必要不可欠なもの。ましてや、集散離合が当然のようになっている野党にとって、党をまたいだ会派でこのようなグループができることは極めて大きな価値があると考えています。

まずは会派内グループ「直諫の会」が設立したことに期待します。そして、今後の活動についてチェックしたいと思います。

とりあえず、「直諫の会」参加議員のTwitterリストを作っておきました。

[2019.11.5 追記]

昨日、北沢タウンホールで落合貴之の参加する勉強会が開催され、本人に直諫の会について聞いてみました。本人曰く「純粋な勉強会」とのこと。特にアナウンスしていないのは、そもそも勉強会なんだからアナウンスするまでもないとか、冷静に考えてみたらそりゃそうだよな。あと、そもそもまだ動き出したばかりだからと、そりゃそうだよなーーー。

まあ、勉強会とは言っても現職の政治家が集まる集団なのでいろいろあると思います、それ以前に同じ会派とは言え党の垣根を越えて、議員同士で交流することはとても意味があると個人的には感じています。情報を公開してくれるに越したことはないけど、それも簡単なことじゃないことは私もよくわかっているので。まあ、一部で派閥なんて言葉が出てきたので勝手に政局的なことを妄想しちゃったりしますけど、とにかく動きをウォッチしたいと思います。あれだね、ここについては落合貴之を支援するとかそんなのじゃなくて、この国の国民としてウォッチさせていただきます。

最後に、落合貴之本人としては党の仕事もいろいろあるし、さらには国会での仕事もたくさんあってやはり猛烈に忙しい模様。あああ、そんな中なのに勉強会を開催してくれて本当にありがたい限りだー。次の選挙がいつになるのかわからないけど、地道に落合貴之の支援を続けたいと思います。