元嶋佑弥

2019 SuperGT Rd.3 FSWの元嶋佑弥

2019 SuperGT Rd.3 FSW

めまぐるしく天候が変わり赤旗中断を挟んだ序盤をしっかり耐え、ベストのタイミングでファーストスティントを終えピットインした元嶋。小暮選手のしっかりした走りで、88号車はポジションをあげ4番手へ。

その後、前を走る65号車との間隔を1周毎に詰め追いつくと、タイミングを逃さず1コーナーアウトからオーバーテイクし3番手にポジションをあげる。その後、背後につけていた55号車に攻められるが、ポジションを守りつつ前を走る56号車との間隔を7秒詰める。75周目にピットインし、再び元嶋がステアリングを握る。

4輪交換の56号車に対し、左側2輪交換の88号車、ピットイン前は10秒の差があったが、2台が前後してピットアウト。その後、65号車に攻められる元嶋だがポジションをしっかり守る。一方前を走る56号車とは10秒近い差がつくが、65号車の追撃を凌ぐと焦ることなく徐々にペースを上げる。

1分39秒台前半のタイムをそろえ、95周目にはこの日自己ベストとなる1分38秒962をマーク、3番手を走る56号車に追いつく。追いついてからも焦ることなくチャンスを探り迎えた100周目、ストレートでスリップに入りピタリとつけたまま1コーナーへ。アウト側にマシンを振り元嶋を牽制する56号車だが、元嶋は開いたイン側に飛び込みオーバーテイク! 3番手にポジションをあげることに成功、そのままチェッカードフラッグを受け3位表彰台を獲得した。

富士の500kmレースを振り返り気づいたのは、レースにおける強さだ。小暮選手のドライブはもちろんだが、最終スティントで前後してピットアウトした56号車との差が一時10秒近く開いたにもかかわらず、そのタイミングで自分自身が何をすべきかしっかりと理解した上でラップを重ねる元嶋。前のマシンに追いついてからも、じっくりと抜くタイミングを見定めチャンスを逃さずオーバーテイク。自ら表彰台を勝ち取ったドライビングに、今までにない強さを感じた。

2戦を終えランキングは4位。次は二人のドライバーそれぞれが得意としている鈴鹿。二人の息の合ったコンビネーションに、次戦も期待したい。