2019年4月21日(日)、4年に一度の世田谷区議会議員選挙の投開票が行われた。私が応援していた木村ユースケは3089票を得るも当選ラインには届かず、落選という結果となりました。
今回、選挙立会人を務めたこともあり、日曜日の夜から月曜日未明にかけ開票に立ち会っていました。今まで選挙運動は散々してきましたが、全く別の形で関わり1票の重みをこれまでにないくらいしっかりと感じました。
結果を見れば立憲民主党や世田谷生活者ネットワーク・社会民主党が議席を伸ばす、その一方で第一党であった自民が大きく議席を減らし、自公で過半数割れという自分が予想していた状況となりました。これで、世田谷区議会は以前に比べれば緊張感がある物になるでしょう。新しい世田谷区議会構成は以下の通りです。
自由民主党 13議席
公明党 9議席
立憲民主党 6議席
日本共産党 3議席
世田谷・生活者ネットワーク 3議席
社会民主党 2議席
都民ファーストの会 1議席
日本維新の会 1議席
世田谷行革110番 1議席
NHKから国民を守る党 1議席
無所属 10議席
ある程度自分の読みが当たっていたのですが、驚いたのはNHKから国民を守る党が議席を獲得してしまったこと。選挙期間中、候補者の街頭活動を見たのですが政治団体とはほど遠いその主張に、世田谷区では議席を獲得することは無いだろうと考えていましたが、ふたを開けてみれば当落ラインに近いとはいえ議席を獲得していました。この議員が世田谷区議会でどのような活動をするのか、しっかりとチェックをしたいと思います。
選挙運動を通し立憲民主党に風が吹いていることは明らかでした。その中でも最も大きな風を受け、新人ながらトップ当選した中山みずほさん、現職で実績十分にもかかわらず某議員による意味不明な中傷ビラが配られ逆にそのことをバネに大きく票を伸ばした中塚さちよさん、前回28票差で当選ラインに届かず3度目の挑戦となったいそだ久美子さんは今回は当選ラインを大きく上回り18位で当選。そして、現職の風間ゆたかさん、中村コータローさん、藤井まなさんはしっかりとした支持を集め当選。一方で、私が応援していた木村ユースケ、そして森たいせいさんは3,089票と3,277票と及びませんでした。全体の票数を考えれば全員当選も可能な得票数を得ていましたが、そんな単純なことにはならないのですね。
その一方、今回も超正確な読みを見せたのは公明党です。当落ラインが上がることを予想した上で候補者を一人減らし、多くの候補を4000票前後でそろえてきました。そして、50位当選の津上ひとしさんですが、実はギリギリまで6票差で51位だったのです。最後に機械では判別できない票の中からつがみさんの票であると判断された有効票と按分票で、すがややすこさんを上回り31.470票差で当選を決めました。あ、これヤバいヤツだと思って中身をチェックしましたが、つがみさんの票と判断して問題ありませんでした(選挙立会人としてちゃんと仕事してます)。正直、すがやさんに勝ってもらいたかったですがこれが選挙。一票の重みをしっかりと、本当にしっかりと感じました。
4議席を減らした自民党、19名の候補者を立てていましたが、立憲民主の風を感じていたので議席を増やすことは無いだろうそう感じていました。得票数的にも自民党には全く風がふいておらず、地盤を持たない候補は惨敗しています。候補者を増やしたことで票が分散してしまったこともあります。52位53位、56位と3200から3300票に3名もいることを考えれば、戦略ミスですね。まさか、当落ライン下がると考えていたわけじゃないですよね?? そして、候補者としてもどうなのかという人物もいましたねぇ、、、。
そしてこちらも議席を減らしてしまった共産党。現職5議席に対し6人の候補を立てたのが、若干失策だったのかもしれません。とは言え、躍進を目指すのが当然の姿勢なので、これが現在の共産党の置かれた状況なのでしょうね。
保坂区長の出身党である社民党は2議席と1議席増。その一方で、保坂さんが応援していた無所属候補は全て落選。これ、とても重要な事実なので、ちゃんと覚えておきたいです。
その他、色々書きたいことはありますが、とりあえずこのあたりで。前回平成27年と今回、2回の世田谷区議選を通して色々なことがわかったので、次回に向けて動き始めたいと思います。政治団体でも作るかな、よりよい世田谷区政を目指す会とか。とりあえず区議会を傍聴しに行こう!
ああ、改めて木村ユースケ残念だった、もっともっと応援してあげたかった、、、。とりあえず飲みに行こう!!