「THE君に話すよ」と、片野メランコリー


THE君に話すよの1st Full Album「この耳鳴りに出会うまでのすべて」がリリースされた。

2016年5月に初めてこのバンドに出会い、バンドとしてのライブ、そして、フロントマンである片野メランコリーのソロを何回か見た。彼のアクトはヤバい、確実に自分の何かを削り出しているような、そんなアクトに惹きつけられた。

「THE君に話すよ」とはいろいろな経緯があり、リリースインタビューを録らせてもらうことになった。

https://www.shimokitazawa.info/316/2017/07/thekiminihanasuyo/

2時間弱、彼の話を聞いた。でも、結局のところ、彼が何者なのかはわからなかった。ただ、一つ言えることがあるとすれば、彼はやはり自分の何かを歌に、そう、自分の言葉を誰かに伝えるために歌い続けている。そのことだけははっきりとわかった。

ミュージシャンは自分の音楽を1人でも多くの人に知ってもらうために音楽を作り続けている。自分の音楽が、誰かに何かを与えることを知っているから。そして、その事実が自分自身を救ってくれるから、、、。

リリース日に書かれた、片野君のブログを読んだ。

誰も見なかった、暑苦しいだけのバンド [メランコリーな憂鬱]

彼に伝えたいことはたくさんある。でも、一度しか伝えることができないとしたら、このことを伝えたい。

『聞いてもらうべき音源がそこにあるのだから、そのことを自分自身が確信しているのだから、後はなんとしてもこの音源に出会ってもらい、聞いてもらうだけだ。そして、買ってもらうべきだ』

君の音楽を求めている人がいる。
まだ、君の音楽に出会っていない人がいる。
君はなんとしても、自分の音楽をその人たちに出会わせなければならない。

手段は選ぶな、この音源を知ってもらうことは、あなたの存在を認めてもらうことと等価なのだ。

君の音楽は誰かを救う、そのことを俺は知っているから。そう、俺もあなたの音楽に救われている1人だから。