『マストドン会議2』に参加してきた。あ、マストドン(Mastodon)については改めて説明しない、というかたぶん正しい説明は今の自分ではできないから。そして、世の中にあるマストドンの説明はその表層部分のみを説明しただけで本質ではないとしか言いようがない。
※以下、自分自身のためだけに書かれた内容です、意味わからないよねー
MastodonはTwitterライクな機能をオープンソースで実装したサーバソフトウェア。そして、立ち上げられたそれぞれのMastodonはインスタンスと呼ばれ、それぞれが独立した存在でありながらお互いのインスタンスのユーザをフォローすることができるリモートフォローという機能を有している。これまでにもTwitterライクなマイクロブログ(懐かしいなこの言葉)を実装できるソフトウェアはあったが、それぞれがつながるという概念のある実装は無かったような気がする。そういえばGNU socialという実装があるそうだが、詳しく知らないし使ったこともないのでよくわらかない。そして、このリモートフォローの機能がMastodonの世界を無限に広げる要因になっている。
私のツイッターのアカウントは、
です。そして、私が自身で立ち上げたMastodonのアカウントは、
と表記します。インスタンス毎のホスト名を@でつなげたカタチ。これは、メールアドレスの形式に極めて酷似している。それぞれのサーバにあるアカウントを表す形式としてメールアドレス形式を踏襲するのはある意味自然。そして、似ているのはアカウント名=メールアドレスの形式だけではなく特徴についてもメールと似ていることに『マストドン会議2』で気づかされました。
本編終了前の質疑応答、Mastodonのトゥート(Twitterにおけるツイート)についてリモートインスタンスに到達したトゥートの消去についてのこんなコメントが飛び出します。
「リモートインスタンスに到達したトゥートを消去するかどうかは、リモートインスタンスのポリシー次第だ」
ちなみに、@ymkx@shimokita.socialのトゥートを@mstdn.jpから観測したところ、@shimokita.socialで消去したトゥートは、@mstdn.jpでもちゃんと消去されています。しかし、そのような挙動をとらないインスタンスが存在しないとは言い切れない。Twitterでは当たり前のようにツイートを消すことができるが、Mastodonではそう簡単にはいかない(可能性がある)。メールで考えれば当然です、一度相手に送信したメールを相手のサーバから消去することは送った側からはできないことだから。
Mastodonの仕組みを「インターネット的」と記したさくらインターネットの田中社長のブログエントリ「マストドンと北朝鮮危機にみるインターネットの本質的価値(さくらインターネット創業日記)」、この本質的な意味をやっと理解することができた気がします。そして、それは同時にMastodonの未来は極めて不安定であるということを知ることになります。
一気にMastodonに対する興味が増しました、この未知すぎる実装が今後どのような展開を迎えるのか、そのことを考えるだけでインターネット・WWWに出会った1990年代後半の頃にタイムスリップしたような感覚を覚えました。
Mastodonの今後を知る上ではインターネットの仕組みや技術的な理解が求められると思います。その理解がないと、現時点ではMastodonの可能性を知ることは難しいと私は感じています。実装の詳細を知る必要はないけど、インターネットの仕組みそのものを知ることがMastodonのこれからを理解する第一歩だと言えるでしょう。
何を書いているのかサッパリわかりませんが、とりあえずMastodonが未知すぎると言うことは知ることができました。そして、一旦引退したはずのインターネットのメインストリームに再び足を踏み入れようとしています。今やっているコンテンツの仕事は楽しいけど、やっぱインターネットそのものの世界も楽しいです。コンテンツの仕事はそのうち引退するけど、インターネットそのものとの関わりは死ぬまで続くのでしょうね、好きだから。