2017.1.6
shibuya O-Crest
「EDOGA-SULLIVAN TOUR 2016 -僕たち私たちのトーキョー・ネイチャー- 東京ファイナル編」
エドガー・サリヴァン
ねこね、こねこね。
CICADA
しなまゆ
惑星アブノーマル
AUSTINES
OPEN 18:00 / START 18:30
ADV 2300 / DOOR 2800 (DRINK別)
2017年ライブ初めは「ねこね、こねこね。」から。実は12月3日の「下北沢にて’16」で取材するつもりだったのに、他の取材が押してしまい行くことができなかった。そんな、2016年だったからこそ、2017年1発目のライブは「ねこね、こねこね。」を観ると決めていました。ライブ自体12月22日から2週間ぶり。実は全バンド観たことがあり、とても楽しみなイベントです。さあ、今年もライブを観る日々がはじまる。
2バンド目に登場した「ねこね、こねこね。」、いつも通りのセッティングと思いきやなんだか様子が違う。かみずるくんの位置にはスタンドが置かれ、その上にはMacとなんだかボードの類いがセットアップされた。そして、なんだかアンプヘッドがカラフルな光を放ってる。ん、よく見るとみんなイヤフォンをしてる、なにこれなんなのこれ? あれ? てらかどくんのベースまで変わってる、、、そんなことに気を取られていると、フロアの照明が落ち入場SEが流れる。いや、この入場SEも変わってるじゃないか。
知らない音、知らない曲、いきなり新曲からはじまった。しかも、6分を超える壮大な曲。打ち込まれた音楽、このバンドを観ていて初めての感覚。音的にはとてもエレクトロだけど、ステージからフロアに流れ込む音楽はいつもの「ねこね、こねこね。」だ。むらまつさんのヴォーカル、たけうちさんのハッキリとしたドラム、それは全く以前と変わらない。そう、音としては変わってるけど、バンドとしては何も変わってない。なんてことだ、全く予想だにしていないアクトが目の前で繰り広げられている。
2曲目はかいじゅうの曲なんだけど、やっぱこの曲も雰囲気が違ってる。今思い返すといつも通りだった気がするけど、あの1曲目に続いて聞くと力強さを感じる。それは、単に強さと言うよりは、より真っ直ぐな音楽としてフロアにいる自分に飛び込んでくる。MCを挟んで、3曲目は「けっこう毛だらけ猫灰だらけ」、もうねストレート、どストレートにガンガンくる。そしてラストの4曲目は「四半世紀カルテット」、もう、最初から最後まで完全に持っていかれたアクト。2017年1発目から、完全に想定外の展開に全然追いつけない状況になってしまった。
まだ、「ねこね、こねこね。」の2017年がどうなるのかわからない。ただ、一つ言えることは2016年に想定していなかったような変化をこのバンドは見せてくれた。ライブが終わって4時間経ったけど、やはり何が起きたのかをちゃんと説明することはできない。
とりあえず1月10日の新宿LOFTに行くべきだろう、2017年の「ねこね、こねこね。」に完全に持っていかれてしまった、ライブ初めとなりました。