2016/1/22 『ツァラトゥストラの憂鬱〜3rd ep「リプレイ」release party〜』 CLUB251


2016/1/22
『ツァラトゥストラの憂鬱〜3rd ep「リプレイ」release party〜』
CLUB251
amenoto / BARBARS / リムキャット / タグチハナ
OPEN18:30/START19:30
adv¥2,300/door¥2,500(+D)

2016年8本目のライブは、今年2回目となるリムキャット。2月18日(木)にここCLUB251でワンマンライブが行われることもあり、絶対に観るべきライブです。なにげに、CLUB251は2年ぶり。一番近いライブハウスなのに、全く縁がなかったですね2015年は。対バンはタグチハナさん以外は今回初めて知りましたが、YouTubeでチェックする限り自分に思いっきり合ってるアーティストのようです。

CLUB251

【タグチハナ】

どう考えても好きなタイプのガールズシンガーソングライター、とても楽しみです。アコースティックなのかな? なんだろ、優しさの隙間から見え隠れする憂いは、、、。たぶん、ステージの存在感をしっかりと感じられる気がします。
Webサイト: http://taguchihana.strikingly.com/
Twitter:https://twitter.com/haaanatag
ライブメモ: 静かに始まり、とんでもない曲を放って終わる彼女の名前はよく目にしていたけど、やはりライブを見るのが一番早い。静かなのに想いは深く、そしてゆっくりとゆっくりと炎が燃え盛る様を目の当たりにした。目を閉じて聴いているときの浮遊感はとにかく心地いい。現在ツアー中で3月29日に渋谷CLUB QUATTOROでワンマン、すごい光景がクアトロで観れるだろう。

 


【リムキャット】

2016年早くも2回目のリムキャット。ワンマンライブをやるCLUB251だからこそ、ワンマンでどんなアクトを見せてくれるのかヒントになるアクトが観れると期待。このMVで観るとDr.まぁさんはさぞやストイックなクールガールなのかと思ってしまいますが、実際にはめっちゃ面白くて笑顔が素敵な女性です。
Webサイト: http://www.rim-cat.com/
Twitter: https://twitter.com/rimcat_official

ライブメモ: 端的に言って「どすごいアウェイ」、ガールズボーカルばっかだもんなぁ、多分本人たちが一番それを感じていたと思う。しかし、そんなことこのバンドには無関係だ、誰よりもステージで楽しんでいるじゃないか。ど真ん中で観ていた俺にそれは伝播し、いつの間にか手が上がる。そしてその楽しさはフロアに拡がり、いつの間にかCLUB251を満たしていた。

今回は全体を見渡したくて、フロア中央で観た。中央で観ていると、本当にこのバンドは一人一人のミュージシャンの個性が尖っていることがよく分かる。

Vo.Gt.Prog.のクマさんはリムキャット全体をコントロールしつつ、時にはそれを突き抜けて自らの衝動をフロアに発散する。彼の咆哮は確実に一人一人の心に届いている。そしてもう一人のVo.Gt.栞さんは、やはり佇まいが美しい。凄まじいギターを掻き鳴らしていたと思えば、とても美しい目でフロアになにかを伝えてくる。オートチューンが効いたボーカルと生身の表情、それがあまりに対照的で表現しがたい世界が生まれている。Ba.サイトウさんの激しく自由なベースさばきはいつでも目を奪われる。そしてその衝動はベースを通してフロアにぶつけられる。Dr.のまぁさんはいつもニコニコしていてかわいらしい女性なのに、ドラムセットの前に座りきざみはじめた瞬間、猛烈なドラミングが炸裂する。彼女の長い髪が乱れドラムを乱れ打つ様は、とてもアーティスティックだ。

そんな、一見バラバラの個性とエレクトロがステージ上で見事に調和する。それを表現する言葉が彼らが唱えている「カオティックエレクトロ」なんだろう、自分はそう解釈している。

一方で、音を奏でる人にではなくクマさんの創り出すサウンドからも、「カオティックエレクトロ」は感じられる。この日はじめて聞いた「near perfect smile」はとんでもない難構成の曲。でも、そんな難曲をリムキャットはさらりとこなしている。ちょっと他の曲とは雰囲気が違うけど、極めてカオス。まさに「カオティックエレクトロ」を体現しているそんな曲だった。

リムキャットは2016年2月18日にここCLUB251でワンマンライブを敢行する。CLUB251に最高のひまわりを咲かせたい。このバンドに一人でも多くの人を出会わせるのが俺の使命だ。

 

 

【BARBARS】

YouTubeのMVが2011年公開なので、もしかしたらいろいろ変わっているのかもしれない。てか、ドラマーは2013年に脱退されてますね。ただ、このMVでもしっかり堪能できる女性ツインヴォーカルという特徴は変わらず。なかなか、興味深いバンドですね。
Webサイト: http://www.barbarsband.com/
Twitter: https://twitter.com/BARBARS_band
ライブメモ: かーっ!! 思いっきりロックじゃーん!! 轟音骨太サウンド、でも何より大きな特徴は、ツインボーカル。これ、軽くわかんなくなるよね、2人のボーカルどっちがどっちなのか。この2人の声が重なり合って生み出される世界が本当に魅惑的、惑わされるわー。ドラマーが只者じゃないと思ってたけど、そりゃそうだTRICERATOPSのドラマー吉田さんなんだもん、、、。びびった、半端ないドラムさばき。そりゃー、2人は自由にやれるわけだわ。  1/25はロフトバーでベースのミキさん生誕イベントです。最前列ファンの乗り具合がとにかく凄かったー。

 

【amenoto】


amenoto(アメノト)は石井翠(イシイミドリ)さんのソロ・プロジェクト。YouTubeでチェックする限り、かなり好みのサウンド、そして、独特の存在感があるヴォーカル。今回のイベントは、amenotoの3rd ep「リプレイ」release party、本日のライブから発売開始とのこと。ライブハウスで聞くと、とても染み渡りそう。
Webサイト: http://amenotoweb.wix.com/amenoto
Twitter: https://twitter.com/amenoto_oto
ライブメモ: こりゃまた、すごいアーティストがいるもんだ。なんというか透き通ってるのに熱を帯びてて重みがある。こんなボーカリスト久々に出会ったかも。あんまりなじみのないアーティストかもしれないけど、RURUTIAを思い出した。自分の世界観をしっかり持っていて、それを音楽という形に昇華させ、伝えてくれる。ミュージシャンなら当然の話なんだけど、この完成度の高さは注目すべきものがある。
amenoto自体はVo.Gt.石井翠さんのソロプロジェクトだけど、バンドが彼女の世界観を本当に最高の押し上げてくれてる。目をつぶってそのヴォーカルを聞いていても、必ずどこかで覚醒させてくれる。本当にすごいボーカリストなんだと思います。 MCらしいMCは一切なく、ただただ、自分の音楽をCLUB251に展開してくる。この日から発売になったリプレイを含めて会場限定のepを3枚ゲット、まずはしっかりと聞きたいです。
リムキャットのクマさんのブログやこの日のMCからも、シャイなかたなのかなぁと思ったけど、物販にもちゃんと本人が立ってて少しだけお話もできた。リムキャットとの出会いも予期しないものだったけど、amenotoとの出会いも予期せぬ出来事でした。 また、彼女の世界に浸りたいです。

 

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1年半ぶりにCLUB251に入り思ったことは、思っていた以上に広いこと。そして、自分が思っていた以上に好きなハコだって事を想いだした。そう、かつてはCLUB QueやSHELTERと並んで頻繁に足を運んでいたハコなんだよな。通常のライブで考えると3年ぶりくらいだけど、リムキャットのお陰で戻って来れた。終演後メンバーとも話をしたけど、彼らにとってCLUB251は大切なハコとのこと。下北沢には30を超えるライブスペースがあるけど、その一つ一つに物語がある。今年も下北沢のハコにたくさん足を運びたい。

呑むつもりはなかったけど、リムキャットのアクトがあまりによくて、、、
呑むつもりはなかったけど、リムキャットのアクトがあまりによくて、、、